後悔しにくい、「家族計画」のすゝめ

公認会計士 土肥卓哉

行楽の秋、近々訪れる年末年始にかけて、家族でのお出かけや、家庭に関する行事も増えてきますよね。
子どもはどんどん大きくなっていくし、親も親で、だんだん歳を重ねていくし。自分はあまり変わらないつもりでも、着実に進んでいく時間と向き合うために、家族にまつわる計画を立ててみるというのはいかがでしょうか?

我が家でも取り入れている人生設計、予算管理についてもご紹介します。

子どもも親も、不測の事態だらけ

どれだけ入念に計画を立てて、未来を予測して準備していても、早々計画通りには進みません。
計画を立ててみてはと言った我が家も、子どもの進路希望が当初の想定を大きく外れ、事前に想定していた計画よりも早く、教育費の負担が増大することとなりました。

ただ、専門家の力も借りて事前にしっかり計画を立てていたことと、毎月定期的にお金の管理、家計管理をしていたおかげで、不測の事態に対する対策も、それほど難しいことではありませんでした。

不測の事態の幅が広ければ広いほど、事前にとことん準備して、定期的にしっかりモニタリングする。入念に準備ができていれば、「あの時、ああしておけば良かった」も減らせたかも知れません。

一度しかないシャッターチャンスや、一世一代の大勝負を見逃さないためにも、「こうしたい」と思う予定やプランがあるのなら、しっかり計画を立てましょう。

子どもとキャンプに行ける夏も、あと数回

独立開業する前に、まだ小さかった子どもたちを連れてハワイへ家族旅行をしたことがありました。
その後も、ハワイ旅行ほどではないですが、夏にキャンプへ出かけたり、時々、旅行に出かけたり。どこかへ出かける度に、「あと何回、子どもたちと一緒に来れるのかなぁ」と思う訳です。

中学生になり、高校生になり、やがて大学生や社会人となれば、家族、特に親父と出かけるなんて、彼らの恥ずかしさも相まって減っていくでしょう。だんだん、自然消滅する可能性も十分あります。両手で指折り数えればなくなるかも知れないチャンス、一回一回を大切に過ごしたい。

そうなると、キャンプそのものもさることながら、そこに投じられる資金も含めた計画も、できるだけ悔いが残らないようにやりたいなぁと、思っています。

親孝行も、いつまでできるか分からない

あまり想像したくはないですが、こちらの「いつか」は必ずやって来ます。
あと何回、親に孫の顔を見せられるのか、あと何回、親と桜を見に行けるのか。先が見えないからこそ、悔いを残さない親孝行がしたい。

「いつか」やりたいことがあるなら、「今」やれるようにする。
そのためには、余裕のある「今」を用意しておく必要がある。だからこそ、毎月の定期的なお金の残高チェック、事前に設計した計画とのズレを把握して、細かく対策を取る。

「いつか」に後悔しないために、「今」できることをきっちりやる。
それでも不測の事態は起こるし、後悔はなくならないんですけどね……。

「幸せな家族」のために、こまめなチェックを

いつ起こるか分からない、「いざという時」。こまめに預金や家計をチェックすることで、ストレスフリーで、毎月のやりくりが可能です。子どものために必要な、突発的な出費にも、無理なく対応可能です。

準備、計画をしっかりしておくから、家族が笑顔でいられる。こまめなチェックは面倒な時もありますが、家族の幸せを守るため、自分のためと思えば意外と続けられます。

ちょっとの頑張りでできる家族計画、アナタも試してみませんか?

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公認会計士 土肥卓哉
1974年生まれ、大阪府出身。
神戸大学卒業後、大原簿記専門学校を経て、2000年にデロイトトーマツグループに入社。延べ100社以上の上場企業、非上場企業、学校法人、倒産企業などの監査、経営コンサルティング、再生・M&Aに関与。
個人事業主、契約社員を経て、2018年にアンドシング株式会社を設立し、代表取締役に就任。文の里商店街にあるgallery &sing、てらこやアンドシングの店主。
著書に『ジブンノシゴトのつくり方』(ギャラクシーブックス)。
プライベートでは、高校生2人の父親。趣味は、歌づくりとキャンプ。特技は片耳動かし。

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