突然ですがみなさんは勉強、好きですか? 学校の授業、塾、宿題、テスト。好きな教科や得意な教科もあれば、嫌いな教科や苦手な教科もありますよね。
今回はそんな勉強についてのお話です。勉強を進める方法や、勉強が将来どんなことに役立つのか考えてみましょう。
好きな教科、得意な教科を伸ばそう
勉強をすると言っても、簡単にやる気は起きないし、具体的に何からやっていいか分からないという人がいるかもしれません。そんなときはまず、好きな教科や得意な教科から始めてみましょう。
確かに苦手や嫌いを克服するのも大事ですが、それから始めてしまうと間違えたり時間がかかったり、勉強がもっと嫌になってしまう時が多くなります。
逆に好きな教科はもちろん、得意な教科もすらすらと問題が解けたりすると勉強が楽しくなり、手が進みやすいです。
「勉強って楽しい!」という気持ちを感じ始めてから苦手な教科や嫌いな教科に挑戦してみるのがオススメです。
「好きな教科や得意な教科もあまり分からない!」という人や「好きな教科でもやる気が起きないよ!」という人は、将来の夢や目標と照らし合わせて役立ちそうな勉強を考えてみるのもいいですね。
みなさんの将来の夢や目標は何ですか?
なりたい職業や憧れの職業、明確な目標があれば自然とやる気が溢れてきます。
仕事のために役立つ勉強ってなんだろう?
ただし、夢や目標に向けた勉強を考えるときは少し注意が必要です。実は勉強は意外なところでつながりを見せるのです。一つ一つ考えてみましょう。
まず、サッカー選手になるために今からできる勉強を考えてみましょう。
すぐに思いつくのは体育の授業でいっぱい体を動かすことですね。習い事でサッカーをしたり、テレビでプロの試合を観戦することも一つの勉強かもしれません。
では、他にどんな勉強が役立つでしょうか?
自分がプロ選手になって海外でプレーすることになった時を想像してみましょう。海外で暮らすことになり、チームメイトも周りに住んでいる人もほとんどが外国人です。外国人とコミュニケーションをとるためには、英語を覚えておくことが大事になってきますね。
日本でプレーする場合でも、足を怪我しないようにケアやストレッチなどで保健の勉強も大事になります。
次は、ケーキ屋さんになるために今からできる勉強を考えてみましょう。
学校の授業で料理をするのは家庭科の時間ですね。ケーキを作ることはないかもしれませんが、いろいろな料理が上手になることは大事です。
では、他にはどんな勉強が役立つでしょうか?
例えばケーキの値段を決める時、お店を出すのであれば「もうけ」が出るように決めなければなりません。もし材料を買うお金よりも安く売ってしまったら商売になりませんし、逆に高く売りすぎてしまうとお客さんが買ってくれないかもしれません。
どれくらいのお金でケーキの材料を買って、どれくらいで売って、どれくらい利益が出るのか、上手に計算するためには算数の勉強がとても大事になります。
こんな風に、将来の夢や目標には直接関係のなさそうな勉強でも、意外と役に立つことは多いです。
警察官や芸能人やお医者さん、ユーチューバーやプロゲーマーなど、それぞれの夢に役立つ勉強は何なのかをもう一度考えてみると、意外な発見があって面白いかもしれません。
最後に
後半は少しむずかしい話になってしまいましたね。
「いろいろな知識をつける」と言っても、やっぱりいきなり全部やるのは大変です。
まずは「いろいろなことを勉強していればいつか必ず役に立つ!」ということを意識してみましょう。もしかすると、勉強についての向き合い方が変わるかもしれません。