事業を興す際に必要になる4つの資源、「ヒト・モノ・カネ・情報」。その中でも、最重要なのは「お金」です。事業を動かすために必要不可欠で、事業を客観的に分析、判断する際の指標となるのもお金です。
内容の営利、非営利を問わず、その存在を無視することは難しいお金ですが、事業資金は家計と異なり、増やし方や調達方法が多岐に渡ります。
起業に興味を持ち始めた方、あるいはアンドシングが気になり始めた方に向けて、ここでは一旦、大きな鍵となる「計画」に焦点を絞って、ざっくり解説します。
事業計画と資金計画
「計画」というフレーズが嫌いな人には、見ただけで思わず「うっ」となりそうな「事業計画」と「資金計画」。事業資金の捻出、あるいは調達時には欠かせない計画(書)と言えるでしょう。創業支援を受けずに起業する場合でも、事業計画書を第三者に説明する気がない人であっても、一度は型に沿ってまとめた方がいい2大計画でもあります。
「事業計画(書)」とは、これから事業を始める人がどういった事業を興し、具体的にどう運営するか、具体的な行動、取り組みを内外に示す計画(書)です。事業全体に対する計画、あるいはそれを自分自身や第三者に説明するための資料に落とし込んだ書類を指します。
「資金計画」とは、事業を興すにあたり必要になる費用や、日々の運転資金、より具体的な売上予測や資金繰りを算出した計画を指します。事業計画はやや大掴みでも、資金計画は詳細に算出されることが多いです。
事業資金を捻出、調達する時には、2つの計画がどれだけ綿密に練られているか、しっかり考え込まれているかが鍵になります。目の肥えた専門家、経験豊富な経営者に見てもらい、どれだけ厳しい指摘に耐えられるか、どれだけ客観性が高い計画として検討されているかが、一つのポイントになってきます。
出資者に対する演説、ラブレター
事業計画も資金計画も、ちゃんとしたものを作るのは大変ですが、自分がどんな想いでその事業をやろうとしているのか、対外的に本気度を示すには最適のツールです。
これから支援しようとしてくれている人、出資しようとしてくれている人に対して、「一緒にやりましょう」や「力を貸してください」と力説するための大切な演説、一種のラブレターです。
日本政策金融公庫にかけあって創業支援を受けるつもりはなく、金融機関から融資を受けるつもりがなかったとしても、クラウドファンディング等で支援を募るつもりなら、それ相応の文章、書面や計画は必要です。あなたにとっても大切なお金を出してくれる相手に対して、中途半端な計画、検討が甘い考えを訴えても、相手の胸には響きません。
本気でやりたいなら、面倒がらずにちゃんと計画を立てましょう。
初めての方は、創業支援へ
アンドシングスクールのある堺筋本町にも、産業創造館という立派な施設がありますが、その他の地域でも商工会や商工会議所、その他の場所で、創業支援や創業支援塾、それに類するものが開催されているかと思います。
もっと本腰を入れてやりたい方は、社会人大学院やMBA的なスクールに通ってビジネスを立ち上げる方もいらっしゃるでしょう。
書店や図書館で創業に関する書籍、事業計画や資金計画に関する本を読んでも、イマイチ書き方が分からない、考え方が分からないという方は、まず体系化された各地の創業支援、専門家による相談窓口を利用してみてください。
それでも分からないという方、あるいはそういう場所へ出向いて相談するのが気恥ずかしいという方は、アンドシングスクールへお越しください。資金の捻出も経営コンサルティングも経験豊富な公認会計士が、あなたの事業計画、資金計画に関する疑問、悩みを解消します。
創業支援へ行く前に、あるいは面談に行って悔しい思いをした後に。立ち寄りやすいアンドシングスクール堺筋本町校へ、ぜひ来てみて下さい。真剣で真面目な相談も、お待ちしております。